親からの借金、贈与とならない注意が必要!借用書には収入印紙を

住宅などを購入する場合、高額な買い物をする必要があるときなど資金を集めることは、とても難儀なことです。そんな時、親や身内から資金の援助を受けられると本当に助かりますね。出してくれる相手がいて出してくれるお金があるなら、ありがたく使わせてもらえばいいじゃない?そう思うのは当たり前ですが、そんな時こそ注意が必要なのです。簡単に考えて援助を受けると後で大変なことになる場合があります。
親や身内から援助を受けて何が悪いの大変なことになる場合ってどんな時?と思われるでしょうが、これは親も含めた身内であるということが問題なのです。ますます疑問が膨らみそうですよね。実はこれが贈与に当たるとみなされた場合、援助を受けた側が贈与税を支払わなければならないので注意が必要なのです。贈与税は税率が非常に高いという話は聞いたことがあると思います。せっかくの好意で受けた援助なのに逆に負担が倍増する、などということがないように援助を受ける際は気をつける点が幾つかあります。
親や身内から借金をした場合、正式な書類などは交わさないことが多くなります。そのままお金だけが動くケースが多いのですが、この場合は借金とはみなされず贈与の扱いとされてしまうのです。ここに多額の税金を課せられる可能性がありますので、そうならないためにも特に身内とのお金のやり取りには借用書を取り交わしましょう。これには貸す側と借りる側の署名捺印が必要なばかりではなく、借金であることを証明するため金利を設定することも必要です。そして返済していることの証明ができなくてはなりません。返済には面倒でも口座からの送金を利用しましょう。手渡しでは返済の証明ができにくいため、送金した振り込んだという証明のできる口座からの送金の方法を取りましょう。
借用書には金額に応じて収入印紙を貼ります。これを怠った場合は収入印紙の脱税に当たってしまいますので注意しましょう。借用書などの書き方は、税務署に問い合わせるのが確実です。最初のこの手間を惜しまなければ後で嫌な思いや余計な税金を支払うこともありませんので、双方で充分に相談をして進めていきたいものです。

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